木育って?本当に効果あるの?

「木育(もくいく)」という言葉を聞いたことはありますか?最近、保育園や幼稚園でも取り入れられることが増えてきた教育の考え方です。木のおもちゃや木の空間で育つことが、子どもの成長にどんな良い影響を与えるのか、研究データをもとにわかりやすくお伝えします。

木育(もくいく)とは?

木育とは、2004年に北海道から始まった教育の考え方で、「木とふれあい、木に学び、木と生きる」という理念が根本にあります。木のおもちゃで遊ぶ、木でできた家具を使う、森を歩く——そういった「木との体験」を通じて、子どもの豊かな感性や思いやりの心を育てようというものです。

いまでは全国の保育園・幼稚園・小学校にも広がり、林野庁や各自治体も積極的に推進しています。

木育の効果① 子どもの主体性・共感性が育つ

保育園児とその親168組を対象にした研究(厚生労働統計協会)では、約2時間の木育プログラムを行う前と後で、子どもと親の変化を詳しく調べました。

結果はとても興味深いものでした。木育の後、子どもの笑顔が増え、自分から話しかけたり行動したりする「主体性」や、相手の気持ちに寄り添う「共感性」のスコアが明らかに上がったのです。また親の側も、子どもへの声かけや視線が増え、子どもの気持ちに気づきやすくなる変化が見られました。

さらに面白いのが、木育前後で子どもたちが描いた絵の変化です。木育の前は小さくシンプルな絵が多かったのが、木育の後は色が増え、絵が大きくなり、「遊んでいる様子」や「想像の世界」を生き生きと描く子が増えました。木と触れ合うだけで、子どもの内側からエネルギーが湧いてくるのかもしれません。

木育の効果② 手を使うことで脳が育つ

島根大学の研究では、木に直接さわって遊ぶことと脳の発達の関係が注目されました。

たとえば積み木を積む、木のパズルを組み合わせるといった遊びは、目と手を同時に使う動きを自然に促します。こうした動きは、大脳皮質の「手」と「目」を担当するエリアを活発にするとされており、思考力や集中力の土台を育てると考えられています。

3歳を過ぎたころから、木のおもちゃで手を動かす遊びをたっぷりさせてあげることが、脳の発達にとってとても大切な時期と言えそうです。

木育の効果③ 積み木は「最もバランスのとれた知育玩具」

日本感性工学会の研究では、市販の木育玩具164点を対象に、教育効果と遊びの発展性を分析しました。

その結果、積み木は「知能・身体能力への教育効果」と「長く飽きずに遊べる発展性」のバランスが最もとれた玩具という評価を得ました。シンプルに見えて、実は子どもの成長に必要なものをバランスよく刺激してくれる——それが積み木の底力です。

また、形合わせパズルなども「考える力・集中力・創造力」の発達に効果があるとされています。

木育の効果④ 木の空間にいると集中力が上がる

木育の効果は、おもちゃだけにとどまりません。木でできた教室や保育室にいるだけで、子どもの集中力が上がり、疲れにくくなる可能性があることが報告されています(林野庁「内装木質化のすすめ」)。

文部科学省の調査でも、木製家具を取り入れた学校から「気持ちが落ち着く」「教室の雰囲気がよくなった」という声が多数寄せられています。木の香り、温かみのある色、やさしい手触りが、子どもの心をリラックスさせ、集中しやすい環境をつくるのです。

これはおもちゃも同じです。木のおもちゃで遊ぶ時間が、子どもにとって「落ち着いて集中できる」大切な時間になっているとしたら、とても素敵なことだと思いませんか。

五感を刺激する木のちから

木育がなぜこれほど効果があるのか、その理由のひとつが「五感への刺激」です。

木のおもちゃを手に持つと、なめらかな手触りで触覚が刺激されます。木同士がぶつかるコトコトという音で聴覚が育ちます。木目の美しさや温かみのある色で視覚が豊かになります。木の自然なやさしい香りで嗅覚も刺激されます。

プラスチックのおもちゃでは得られない、こうした自然素材ならではの豊かな刺激が、子どもの感性をのびのびと育てていくのです。

まとめ:木育は「遊びながら育てる」最高の環境づくり

木育の効果をまとめると、主体性・共感性が育つ、脳と手の発達を促す、集中力が上がる、五感が豊かになる——どれも親として子どもに与えてあげたいものばかりです。

難しいことをする必要はありません。まずは質のいい木のおもちゃを一つ、子どもの手に渡してあげることが、木育の第一歩です。

Kivokでは、ヨーロッパ産のブナ材を使った安全にこだわった積み木・木製知育玩具を取り揃えています。出産祝いや誕生日プレゼントにもよく選ばれています。ぜひ一度ご覧ください。

上部へスクロール